光の館

2006年08月25日

04nakag01.jpg

再びやってきました、光の館。
04nakag02.jpg04nakag03.jpg
私はこの作者ジェームスタレルのおっかけでもあります。
今回は同泊の方が他に2チームいらっしゃるようです。
5人+2人+3人(私たち)=10人がこのアート施設に泊まります。
普段は美術作品として公開しているのですが、予約をして宿泊ができます。
到着したときは誰もいらっしゃってないようでした。
一応チェックインしてこのあたりを散策することにしました。

04nakag04.jpgここら一体はナカゴウグリーンパーク。

04nakag05.jpgキャンプもできる公園なのです。この公園内にはいろいろ作品があります。
まずコテージ。光の館と同時期にできたものですが、石井大吾という建築家の作品。
一度は泊まってみたいなぁ。


じつはモトクロス場が近かったりして、もしかすると新潟のレースとかあったりするのかも…と思ってます。
とゆっくりしていたらsunsetのイベントに間に合わない!車を飛ばして光の館へreturn!!


Sunset Sunrise

光の館に見学という形ではなく宿泊にこだわるわけ。
それは宿泊しないと体験できないイベントがあるから。
そのイベントとは2つあります。
光の間という部屋で体験する「日の入り」と「日の出」の色の移り変わりによる錯視を体験する事。
そして体が発光するお風呂。

このジェームスタレルという作家は光をテーマにした作品を作り続けています。
建物内もこだわった照明の明るさが随所に見受けられます。

2504hikarimaa01.jpg2504hikarimaa02.jpg2504hikarimaa02.jpg2504hikarimaa04.jpg2504hikarimaa05.jpg2504hikarimaa06.jpg2504hikarimaa07.jpg2504hikarimaa08.jpg2504hikarimaa09.jpg
光の間は天井部分の正方形が開閉します。
そして白い壁には間接照明があてられているのですが、これが外の光と連動して変化するのです。

3年前は雨で残念ながらこの体験はできませんでした。雨が降ると天井が開けられないからです。
でも今回は真夏の太陽が照っています!
無事イベント開始。
天井を開け、みんなで寝そべって上を見上げます。

写真取り忘れた。ごめんなさい。

まず、青空が広がります。
太陽が沈み始める頃、妙な現象が起こります。
青空の四角の際がやけにスカイブルー。まるで色を乗せたよう。
そしてそれは視点とは逆の方向の四角の際によくあらわれます。
目を動かすとそのスカイブルーのある位置が動くのです。

2504hikarimaa10.jpgそれと同時にあらわれるのが補色みたいな効果。
部屋の間接照明があたっている白い部分、これも正方形の際がやけに黄色です。
しかも視点の方向の際がすごい黄色。
こんなかんじ。


それが日の入りと連動して変化します。それがおもしろい!
どうおもしろいかは体験してください。

そして空が真っ暗になり、一番星だけが輝いている状態になったら部屋の明かりを消します。
その瞬間、うわっ!と広がる星空。…やられてしまいました。


タレル風呂

2504hikaribath01.jpg地下に行くとお風呂があります。
お風呂の手前にはとても美しい空間。そこを右手に曲がると真っ暗な部屋。

2504hikaribath02.jpg青い光の入り口がお風呂です。


お風呂に入ると真っ暗です。真っ暗で入るんです。
真っ暗なのでわからないと思いますが、こんな感じの浴槽です。
2504hikaribath03.jpg2504hikaribath04.jpg
浴槽に入ると入った部分だけが光ります。
浴槽の脇に光りが仕込まれているんです。

裸はお見せできませんが、足をなんとか撮るのに成功いたしました。
2504hikaribath05.jpg

それほど微妙な光です。
水につけた部分はまるで白タイツをはいたみたい。
何度入ってもおもしろい。
2504hikaribath06.jpg浴槽から入り口を見てもとてもきれい。


さて種明かし。
2504hikaribatha01.jpg2504hikaribatha02.jpg2504hikaribatha03.jpg
明るくするとこのようになってます。
おしゃれです。

浴槽は石で出来てます。
とても肌触りが良い。
洗い場と浴槽の高さが一緒なので洗った水が入らないように気をつけねばなりませんが、とてもおしゃれな浴室です。

2504hikaribatha05.jpg他にも自炊ができるようキッチンは充実しています。
食器やナイフスプーン、オーブンレンジ、IH。食材以外揃っています。



十日町のお祭り
2504maturi01.jpg

私達はお風呂の後、外食のため十日町市街にでました。
昼食の時に気付いたんだけど、今日はお祭り!的屋さんがいっぱい並んでました。
わにつりってなに?
2504maturi02.jpg2504maturi03.jpg2504maturi04.jpg2504maturi05.jpg
ここでちょっと遊んで、近くのご飯屋さんに入りました。
前菜屋たんと 安い旨いサービスgoo!しかもすごいイケメンばかり、新潟ってすばらしいかも。

そしてライトアップされているという山奥の作品へ。
あたり真っ暗、どこだよっ!と迷いつつ行ったのにライトアップされてなかった!
残念ー。友達は怖がってたのにごめんよ。
私は蜘蛛の巣にひっかかった。ぶべっ。


眠いSunrise

日の出は3:47。眠すぎる。けれど見なきゃもったいない!
一番大人数の岡山からお越しの木口さんグループは光の間で就寝。
日の出の時間だけお邪魔してみることになりました。
今回は写真撮っておきましたぞ。長いです。スクロールして見てください。
2504hikarima01.jpg
2504hikarima02.jpg
2504hikarima03.jpg
2504hikarima04.jpg
2504hikarima05.jpg
2504hikarima06.jpg
2504hikarima07.jpg
2504hikarima08.jpg
2504hikarima09.jpg
2504hikarima10.jpg
2504hikarima11.jpg
2504hikarima12.jpg
2504hikarima13.jpg
2504hikarima14.jpg
2504hikarima15.jpg
2504hikarima16.jpg
2504hikarima17.jpg
2504hikarima18.jpg
2504hikarima19.jpg
2504hikarima20.jpg
2504hikarima21.jpg
2504hikarima22.jpg
2504hikarima23.jpg
2504hikarima24.jpg
2504hikarima25.jpg
2504hikarima26.jpg
2504hikarima27.jpg


すがすがしい朝食
2504breakf01.jpg

朝食は縁側?でいただきました。
2504breakf02.jpgキッチンがあると知っていたので、チーズとエスプレッソを用意してきた。
眺めも最高。信濃川とその後ろの山の風景が広がります。
幸せじゃー。



アンケート

光の館でアンケートのお願いをされました。
やはり今回が最後ということで、続けていくとしたらどうしたらいいのか、というアンケートでした。
行政からの援助や、ボランティアの力、住民の力、いろいろとそのアンケートにはこのトリエンナーレの裏側がかいま見えました。
これは良い資料になる。と思い、アンケートをいただけるようお願いしたら、作成された事務局の方に話しを通していただき、その事務局の方の連絡先もいただきました。しかも事務局の方も是非お話したいとおっしゃっていただけたんです。うーん、これも縁?


ルームシェア
2504roomsh01.jpg

同じ日に宿泊したという記念に一枚みんなで写真を撮りました。
そこでお互いの事をちょっと話したらビンゴ!
なんとこの真ん中の男性は岡山の廃校に住む家具作家さんだった。(左隣お二人はご家族)
お名前は木口秀一さん
廃校に住むということ、どんなんなんだろう?
家具職人として生計を立てる、どういう大変さやおもしろさがあるんだろう?
いろいろ聞きたい。
そしてこの手前のロマンスグレーの女性は木口さんの作品を扱うギャラリー栂(とが)のオーナー栂さん。(右横は娘さん)
なんかすごい縁を感じた瞬間でした。
連絡先を交換したので、話を聞いてみたいと思います。
地中海博物館(四国の直島)とあわせて訪ねてみようかな。新しい目的ができちゃった。

つぎは沢山の作品を周ります。
お楽しみに。
by yumuy at 00:00 | 東京 ☔ | Comment(4) | TrackBack(0) | arte | *

越後妻有トリエンナーレ大祭01

2006年08月25日

詰め込んで満喫しすぎて疲れちゃいました。
もう鳥肌立ちっぱなし、感動しっぱなし、驚きっぱなし。
ほんと行って良かった。

多摩美の同窓会
今回は多摩美の同級生だった友達2人と一緒の旅。
当初は5人だったが、みんな予定があわず、、、。
朝6時に柏で待ち合わせ。
免許をとったばかりだという取手の友達の軽で行くのだ。
軽はキャロル。とっても小さい。車の運転は大分慣れたから私が…と思ってたけど、
前日にマニュアル車だということが発覚して青ざめた。
一応MTで免許は取った。けれど教習車意外でマニュアル車を運転したことがない。苦笑
ということで柏から関越練馬を目指し取り立てほやほやの「赤沢ちゃん」にドライバーになってもらう。
しかーし渋滞で外環に入れない。遠回りして3時間かかってようやく練馬到着。
もう一人の友達「もえちゃん」と合流。なんと3時間も待たせてしまったー。

ごはんがおいしい妻有
関越道は順調そのもの。1時には新潟六日町に到着。そこから十日町へ。
まずは狙っていた天丼屋「志天」へ。十日町駅の目の前にあります。
天丼がおいしいです。実はここ十日町市は山間だけど新潟の海もあるので山の幸・海の幸が豊富。米もおいしいときたもんだ。

最後なの?
おなかも一杯になったところで十日町のキナーレでパスポートをもらう。このパスポートはスタンプラリーになってるんだけど、その数なんと360!360個の作品があるのだ。
これはすべてが今回のトリエンナーレで作成されたものではなく第一回目の2000年から固定で常設されている作品を含めての360個。2000年、2003年、2006年…
これからずっと続いていったらどうなるんだろう〜。ふと表題に目をやると「大祭」とある。「大祭」その意味は、最後ということだ。
2000年に行政の支援を受けるにあたって、3回ということが条件だったらしい。
3回でほんとに終わっちゃうの?ってみんなが疑問に思うくらいにだんだんと充実したイベントになってるのにもったいない。

最初の作品へ
十日町市外から車を走らせる。山道に入るとすぐに最初の作品。
車からおりて矢印の示す作品のある方向へ歩いていると、初老の夫婦が同じようにその作品に向かっていた。
「こんにちは、暑いですねぇ〜」と声をかけると「どこからお越しになったの?」とおばあちゃんが聞いてくれた。
その初老の夫婦は地元に住んでいて休みにトリエンナーレを回っているらしい。
「休みにゆっくり回れていいですねぇ」とうらやましがったら、
「一生懸命いままで働いてきたんだから楽しませてよぉ」と自慢されてしまった。
この夫婦にちょっといろいろ聞いてみた。
新潟の大震災のこと、ここは小千谷の隣町なのだ。でもそんなに大きな被害はなかったらしい。
そして当初のトリエンナーレのこと。やっぱりだんだんトリエンナーレも成長してきて、回を重ねるにつれ楽しくなってきているとのこと。
いろいろ聞いていると「ここに来なさいよ」と移住を勧められる。ん〜、楽しそうだ。
さて、作品。

250101SpiralWorks.JPG

▲戸高千世子 (日本)Chiyoko Todaka
山中堤 スパイラル・ワーク Yamanaka Zutsumi-Spiral Works(作品番号:9)
"雨や雪代水を集め、棚田を潤す溜池。その溜池にパネルを浮かべ、陶とガラスによる壺の「花」を約200個咲かせる。土からうまれるやきものと作物。山道を歩いて目の前に広がる光景、その静かな時間。"

250102SpiralWorks.JPG水辺にたたずむ白いサギのような姿。
サギの上のにはガラスでできた水のよな溜まり。
水に浮かぶパネルは風で動く。気持ちよい作品だ。
ちょうど作家さんもいらっしゃって解説を聞けた。(一番左の女性)
作家と見る側が近いのもこのトリエンナーレの良さだと思う。


炭化
さて、今回の同行人の紹介。
2502moe&aka.JPG右がもえちゃん、絵本作家を目指して修行中。子供の行動を学ぶため、保育園に勉強に行っているらしい。
左が赤沢ちゃん、もと「あずみ」の制作アシスタント、現在漫画家デビューを目指して奮闘中。


さて次の作品。ぼろぼろで良い雰囲気の空屋におかれた作品。
丹念に描かれた日本画の蓮。周りには蓮がちらばっている。裏側には枯れたあとの蓮の絵。
250201lotusland.JPG250202lotusland.JPG
▲松岡真澄(日本)Masumi Matsuoka
蓮渡り-逸楽郷へlotus land(作品番号:10)
"照りつける夏の陽光のもと、蓮の大輪が咲き匂う。秋、ハチスが落ちて立ち枯れた蓮池は、寂しさをもたらす。表裏二面に描かれた六面半双の屏風が、ハチスの敷き詰められた池の上に浮かび上がる。"


2Fにあがると見たかった作品が。
彫刻によって面白い形になった木を炭化させてもの。重厚感とともに、面白い質感を醸し出している。この近くに炭化する工場があって800度の高温で一気に炭化するらしい。
250201PHOLOGISTON.JPG250202PHOLOGISTON.JPG250203PHOLOGISTON.JPG250201moe.JPG
▲山本浩二(日本)Koji Yamamoto
フロギストンPHOLOGISTON(作品番号:11)
"ブナ、ミズナラ、トチ、イタヤカエデ、ケヤキ、クリ……。越後妻有の山や里を象徴する約30種の樹木を焼成し、炭化させる。炭と灰になった樹木は、新たな美しさを獲得する。その肌合いや風合い。"

250201moe&aka.JPG250201e.JPG
2Fの窓から外に広がるのは田園風景。黒い陰と田んぼの緑のコントラストがすてき。
階段を降りるところには地元の子供たちが描いた絵が貼られていた。



ここは南米?
太陽が近くて暑い。そんな光景が目の前に。土を掘って作られた作品だ。
中に入ってみると確かに大地を掘られて作ってあって、ここから私たちは生まれて排出され育てられているのかな…などと考えてしまう。
陰の黒さと土の色が強さを感じるなぁ。
250301placenta.JPG250301placenta.JPG250303placenta.JPG250304placenta.JPG250305placenta.JPG
250306placenta.JPG250307placenta.JPG250308placenta.JPG
▲古郡弘(日本)Hiroshi Furugori
胞衣 − みしゃぐちThe placenta-Misyaguchi(作品番号:12)
"3回目の参加となる。特に下条の住民と共同で田の土でつくりあげた土の家、2003年の「盆景-U」は感動を呼んだ。今回も、土地の力を持ち上げ、過去から未来をつくるような空間をめざす。"

空家プロジェクト
この土地は過疎が進み、また高齢化により空家が増えているのです。
それに輪をかけて新潟の震災で空屋が廃屋になりつつあります。
そんな状況の中、今回のトリエンナーレでは空家を再生しようというプロジェクト生まれました。
これがかなりおもしろい!大胆なことやってしまうアーティストだからこその発想。
それに加えて地元の大工さんの技術的協力。
新しい命を与えられた家が沢山ありました。
その最初の空家。
2504akiya01.jpg2504akiya02.jpg2504akiya03.jpg
家の玄関はあけっぴろげ、そこにはすてきなかまどが! つられて入っていきます。
2504akiya04.jpg
2504akiya05.jpg
2504akiya06.jpg

かわいいー、すばらしいぃー。こんなの見たかったんだよぉ。
2504akiya07.jpg2504akiya08.jpg2504akiya09.jpg2504akiya10.jpg
かまどの脇には台所があり、この土地のおばさま達がちゃきちゃき働いてます。
忙しそうだけど、半分は井戸端会議に忙しいみたいです。笑

2504akiya11.jpg2504akiya12.jpg2504akiya13.jpg2504akiya14.jpg
2Fに上がるとそれぞれ小さな部屋に陶器が展示されています。
金箔の部屋、白い陶器の部屋、けっこう斬新な陶器達。

2504akiya16.jpg2504akiya15.jpgお風呂も!おしゃれ。陶器の床になっています。色の変化が美しいっす。

ここは喫茶になっていて、お食事もできるし、甘味もいただけます。すべておばちゃん達の手作り!おいしいもんばっかり。
2504akiya17.jpg2504akiya18.jpg2504akiya19.jpg2504akiya20.jpg
ということで、手作りアイスクリームとコーヒーゼリーなどをいただきました。
食器はここで展示されている作家さんのもの。スプーンも漆塗りでできてて舌触りがいい。
アイスクリームは生クリームの味が濃く、ほんとおいしかった!

さて、他にも色々と作品をみて、本日の宿泊「光の館」へgo!
by yumuy at 00:00 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | arte | *