とっととトリ

2006年09月21日

っとっととやっつけてしまわないと、次から次へとdairyがたまってしまってる!
ひきつづきトリエンナーレ。

花をさかせよう
山奥に入っていきます。のどかな風景の集落。その集落の小さな廃校。
そこに花がいっぱい咲いてました。
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スーパーのレジ袋で作られた花々。
教室の古びた小さい机。
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手動式エレベーター、子供がのぞいて
「ママー、エレベーターだ!」と興奮してました。
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すてきな網戸
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同じ集落の家で網戸のような作品がありました。
透ける素材にプリントアウトしてあるっぽいんだけど、かわいい絵が描かれています。
昔の家は外の窓と部屋の間に渡り廊下があって、外気を緩和している。
いいなぁーこういうの。
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外ではおばちゃんが野菜を売ってました。
すいかを買おうとしたら「甘いかどうかわからないから、こっちの小さいので試してみよう」とすいかを切って試食させてくれました。いやぁー小さくても甘い!
おばあちゃんはここで作られたお米を売っているというので早速購入。川内とどっちがうまいだろう?


脱皮する家
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テレビでみた脱皮する家。ただ削っただけじゃんーとあなどってた。
あなどっちゃいかんよ。
今回のトリエンナーレでは生でみないとわからないもんだな…とつくづく身にしみる。

2712dappi02.jpgこれは大学のゼミ室のたくさんの学生ががんばって作った作品。
空き屋プロジェクトの一つ。

古い民家、すべての壁という壁を刀で削ってる。天井も梁も全部。
削っている方向は家の真ん中へと向かってる。
生き物のつむじのようだ。ぞわっと鳥肌がたつ。
足裏が削った板に触れるとぞわぞわする。
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この集落はトリエンナーレでも一番辺境の地。
なのに、こんなに人がいる。
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住民がこのトリエンナーレで嬉しかったことの一つを聞いた。
それは、日が暮れてから人がいた!ということらしい。
日が暮れちゃうと誰もいないんだって。
人が行き交うって大事なことなんだ。


万里の頂上みたいなっ
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これもテレビでみたんだけど、名前がわからず、
「万里の頂上みたいな作品」とみんなに聞きまくってやっと辿り着いた。

2713banri02.jpgそこには優美な棚田の風景がある。とっても美しい。

休んでいる棚田のところ。この作品が壁のようにそびえ立っている。
すがすがしいぃ。
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村ぐるみ
さて、時間が余った。見たい作品は見た。
残りの時間も数時間。もったいないので見れるだけ見る。
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次の作品に行った時、ちょっとした出会いがあった。
全然そんな予感もなかったんだけど、ある作品の作者の人が話しかけて来てくれた。
そこから盛り上がって、作品と作家と村と村人との関係を聞いてみた。
村の人達がどのように美術に理解をしめし、どのように参加しているのか?
雪深い冬などどうしているのか?
そんなことを聞いてたら一升瓶かかえた村の人が集まってきた。
「先生、今日もやっべぇ」
祭りは昨日だったが、今日もやるという。笑。
村の人達がどんどん集まって来て、村の人にも話を聞く事ができた。

この作品がある場所はもともと小学校だった。
その小学校の校長先生、そしてその小学校出身の農家の人、そしてトリエンナーレで建築を受注している大工さん。
校長先生は廃校跡地にこの作品ができて、みんなが集うことができてとても嬉しそう。
農家の人はなまりが激しくて何を言ってるんだか大半を聞き取れなかったんだけど、虫食った大木を指差して「これもアートだべぇ」と驚きの発言!この一言、そうとう凄い。トリエンナーレはここまで意識を変えてしまうのか…
そして大工さんに質問をした。昔っからの疑問。
田舎の人は空も山も川も当たり前のようにあるから特に美しいと感じないし、何もない・何がいいんだかわからない、と言うけど、何もないそれが都会人にとってはうらやましい。本当に美しいと感じないのか?
大工さんは前進する答えをくれた。
やっぱり空も山も川も当たり前のようにあるものに良さを見いだせなかったけれど、それでも美しい風景に出会った事はある。と。
日の出間際の早朝、山をみると山の稜線がきらめいていた。その光景は忘れられないんだそうだ。
そしてこの後、大工さんに他の作品の案内をしてもらっちゃった。

ソリ
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このドーム、ひとつひとつの部品がソリなんです。
2715sori02.jpg冬は解体してソリ。
結構いい感じの企画書だったんだけど、誰もいなかったなぁ。
たぶん、どっかで作って設置しただけなんだろう。
この村とのリンクがイマイチだったんじゃないかなぁ。

山奥の作品で、村ぐるみで制作した作品の方が良い。と色々見て来ている大工さんは言う。

洗濯?
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橋です。洗濯物の橋(笑)
やっぱりこれも村人の衣服を頂戴した作品。
山からこちらへ、黒っぽい色から白い衣服のグラデーション。
ちょっと鯉のぼり的な印象。

ライスマップ
あっ見忘れてた!ってのが一点。
コシヒカリで作った世界地図。
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どうしても見たくて急行!そしたらなんと閉まってた。。。
がーっん。
あきらめてしょんぼりしてたら、ガラガラっとシャッターを開ける音。
なんと!作家さんがいた!
お願いして見せてもらえた!!良かったー。
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コシヒカリがつくる光のグラデーション。とてもきれいでした。
ここの地でしかできない渾身の作!

またね。
2718fin.JPG車のマニアル操作にようやっと慣れたと思ったらもう帰らなきゃ。
大工さんと別れ際、名刺をいただいたら川西を取り仕切っているでっかい施工業者の社長だった。色々聞き出せるぞ、こりゃ。

最後は十日町で夕ご飯を探しまくって路頭に迷いかけたけど、色々見れてお腹いっぱい。
とっても収穫があって、どう料理しよう?って迷う。
がんばるぞ。

トリエンナーレ、次回はあるのか?是非、続けてほしいと願うのでありました。
by yumuy at 00:25 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | arte | *
この記事へのコメント
トリエンナーレ関係の写真と文章、すごいね。よく書いてるねー。パワーあるなー。結構暇なのか?全部読んでないんだけれど、、。すんません。だって読むのもパワーいるんだよ。
Posted by ben at 2006年09月21日 23:09
最近は暇ないんですよ。前は暇だったけど。
会社でweb閲覧ができなくなってからというもの、書く暇がなかなか…
全然伝えきれないのが悲しいんですが、
書いておかないとどんどん忘れちゃってもったいない。
これでもかいつまんで書いてるんだけど、
もしかしたらパワー吸い取られて入院したのかも…
それほど感動が大きかったです。

一番最後の作品は一升瓶でできてます。
(新潟→米→酒→一升瓶)
Posted by うーたん at 2006年09月21日 23:34
美術作品は永遠に保存されるもの、という先入観がわたしにはある。なので、こんなにエネルギーとお金をかけて造った作品を壊してしまうのは贅沢な感じがする。寂しい感じもする。でも最初からそれが前提の作品もあるね。色あせてしまう素材をつかったり、雨に濡れたら変質してしまう作品とか。わざとその心理を呼び起こすことも作者は意図しているのかね。
一番感動するのはやっぱり「発想」だ。わたしはエンジニアなのでどうしても技巧に目が行くけど、これだけ各作品が大物だとそんな細かいところはどうでもよくなる。このスケールの大きさが魅力なんだろうなぁ。作品を見ると同時に作品の中に居るという感覚?その場で経験したかったね。
Posted by yagi at 2006年09月22日 09:23
今回ものすごく感じたのは、人と人の交流。
それをつなげるためにアートがあったこと。
有形の作品が一番重要ということではなく、
無形のつながり、人と人がふれあい、
新潟のこの地に、血が流れていくように、
交流が深まって行くことが、
その地に住む人にとって、
大きな活力になるんだなと感じました。

技巧。
大工さんは言ってました。
「うちらは代々つがれてきたやり方の枠があって、
新しい事に挑戦することを忘れてた。
作家から注文される形には無理難題が多かったけれど、
受け継がれてきた技を新たに進化させて、
無理難題に立ち向かったら、技巧の発展につながったんだ」と。
きっとその先に、うまさ・すごさの技があるんだろうけど、
今までのやり方に埋没してちゃだめなんだ。

原点に立ち返って考えさせる。アートにはその力がある。
とも大学の先生は言ってました。

永遠に保存されるものも、
なくなってしまうものも、
人の記憶に感動として残ることが大事なんだと思います。

あ〜、ほんとその場で経験してほしかったよ。。。
村人の目が輝いてるの。
Posted by うーたん at 2006年09月22日 10:18
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