カウスピラシー

2016年08月12日

カウスピラシーをみた。

食の考え方に影響を受けるのが怖くて見てなかった。
今でも偏ってるのに、できれば中庸の考え方でいきたかった。

私はベジタリアンではない。
肉の量が限りなく少ないだけだ。
コーヒーに牛乳入れて飲むし。

カウスピラシーを見た直後の感想は3つ。
1)素直に受け止める気持ちが50%。
2)だけど、自分ができるのか自信なしが25%
3)その中に本当に真実なのか?という疑問が25%

2)は3)と深く関係していて、
3)の疑問が解消していけば2)の覚悟ができる。


この映画が物語る通り、確かに牛の畜産には問題があるのかもしれない。

視聴する前に会社の同僚のブログを見たからだ。
以前牧場の場主をやっていた彼、
牧場の場主として勤め、牧場を閉鎖に至ったまでのリアルな実情が綴ってあった。
彼の心の感情の変遷は魅力的なもので、その語彙力と相まって、本当のイケメンなんだなと興味深く読ませてもらった。
そしてやむなく牧場を閉鎖させた理由も綴ってある。
これがカウスピラシーとつながる。

3)の疑問は
映画で出てくる数値が本当に合ってるのか?ということ。
だって、そんな数値を政府が出していたら、わかってしまうだろ…
なんでそんな数値をアメリカ政府が出しているんだ?


▼水使用量について
試しに日本の数値を調べてみた。
googleで簡単に「水 使用量 用途」で検索するとヒットするのはここ。
http://koyo-giken.com/cp1/cp1-2

読み進めて行くと一番最下段に「畜産」を含む「農業用水」として記載されている。
かなり小さく。

"日本で使用する年間の水使用量(約835億m3)でそのうちの3分の2(約552億m3)が農業用水として使われています。"

2/3も使ってんのに、これだけの記載かよ!?
って思ったんだけど、

"工業用水や生活用水と異なる農業用水の大きな特徴は、降雨を有効に利用し、不足分だけを農業用水による灌漑でおぎなうことで、自然界の水循環と融合したかたちで利用されていることです"

まぁ、循環してるからね。。。

"農業用水のうち、実際に消費される水量は、蒸発散分だけで使用量全体の約1〜2割に過ぎず、約6〜7割は使用後に川へ戻り、約1〜2割は地下水になり、下流の都市や農地で再利用されることになります。"

なんか言い訳がましいな…。

畜産だけじゃなく、野菜を生み出す農業も含まれているから指針にならないけれど、
だけども、家庭で節水、会社で節水を呼びかけても焼け石に水じゃないかと思う量。
これはカウスピラシーで言ってたことと同じだ。

じゃぁ、農業用水に含まれる「農業」と「畜産」の振り分けは?

http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/junkan/index-4/11/11-2.html
「農業用水の使用量(用途別)」に掲載がある。

あれ?畜産用って0.5%にも満たない。。。

農業は循環型だから使用量は多いのわかるけど、、畜産ってそんなに使ってないじゃん。。。


さらに出てくるのが「仮想水」
そのものを作り出すのに使われる水のことだ。
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html

この係数が、牛肉が突出している。
牛肉 20,600
豚肉 5,900
鶏肉 4,500
鶏卵 3,200

米 3,700
炊いたご飯 3,700
パン 1,600
生うどん 1,600
そうめん・ひやむぎ 2,000

だいこん 128
かぶ 208
にんじん 183
ごぼう 440
れんこん 665
さといも 673

牛肉の消費自体、輸入に頼っているから、
日本の数字ではなく、世界視点で見ないとならないのかもしれない。
アメリカ、日本の数字はまぁ信用できるとしても、
中国やアジアの数字はちょっとなー。

事実としては牛の飼育には大量の水を使うということは事実のよう。
豚や鶏は米とそんなに大差ない。
稲作の水は循環するからってことを考えると、まぁ使用量は大きいかもしれないけど、
牛は桁が違う。


▼メタンガスについて
じゃぁ今度は温室効果ガスの「メタンガス」を焦点にしてみよう。

CO2 1,242 ×1 =1,242
CH4 20.1 ×21 =422
(単位:百万t-CO2換算)

かけ算は温室効果への影響度、二酸化炭素に対してメタンは21〜25倍。
あれ?二酸化炭素にくらべてメタンって1/3にも満たないじゃん。。。

じゃぁCH4の内訳は…
農業(畜産・稲作)14.2
廃棄物(埋立、排水処理等)4.6
燃料の燃焼0.8


んー畜産なんて微々たるもんじゃないのか?
影響度の係数をかけたとしても
二酸化炭素の排出量の方が多い。

世界でみると違うのかな…。。。

日本で言うと、
農業のメタン排出量
牛のゲップ+ウンチ  9,493.6
稲作        17,910.6
(単位:千t-CO2)

圧倒的に稲作やーん!!

特筆すべきは畜産だと牛!

温室効果ガス量(CO2 CH4 N2O 合計)(単位:千t-CO2)
出典:https://www.env.go.jp/earth/ondanka/santei_k/26_02/mat03_5.pdf

ゲップ
 牛 7,226.7
 めん羊 2.8
 豚 346.1
 その他 38.5
排泄物
 牛 3,963.9
 めん羊 0
 豚 1,325
 その他 600


圧倒的に牛!
牛育てるのには大変なエネルギーがかかってるのは間違いなさそう。
だけど、稲作も結構な量です…(まぁこっちは二酸化炭素吸ってるってーのもあるからいいのかな)
農用地の土壌 6,559.3

http://www.afpbb.com/articles/-/2572329
やっぱ豚や鶏じゃなくて牛の問題が多い。


今まで小学校で出ていた牛乳が本当に嫌いだった。
なんでご飯と牛乳なんだ…と思いながら、
ご飯を食べる前に、鼻をつまんで一気に流し込んでいた。
http://blog.goo.ne.jp/syokujikyouiku/e/36401c45d8281b2bba204bbb515ecb2b

乳業業界の利権もあるのだろうけど、
こんなに環境負荷を課してまで作られている牛乳を
学校給食では毎日約4000リットル捨ててしまっている現状。
なんだかブラックだな。。。

まとめてあるサイト
http://www.afpbb.com/articles/-/2572329
http://www.nygreenfashion.com/html/learn/meatconsumption.html

ここでも書いてあるけど、
日本人の肉消費量は先進国の中では最も少なく45.4kg。
一ヶ月に3.8kgは食べてると。
毎日130g。まぁ無くもないよね。

でも日本は輸入額が第三位。
それだけ依存している。

アメリカの大規模農場で作られたトウモロコシを食べて、
水をいっぱい必要とする牛の肉を輸入している。
そのトウモロコシは効率を重視するため遺伝子組み換えかもしれない。
森林伐採をして農場にしているかもしれない。

日本で、そんなに牛肉を買ってないっていっても、外食で相当使われている。
周りを見渡せば、肉の無い料理なんてめったに出会えない。

ただ、牛が根源で、豚、鶏はそんなにひどいと思えない。
カウスピラシーは肉全体に言っているようだけど、
控えるべきは牛なのじゃないかな…と思うので、
乳製品はがんばってやめようと思う。
でも豚肉鶏肉は少しいただきます。
by yumuy at 17:49 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | vita | *
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