正直うらやましいと思った。
馬路村のゆずの商品のデザインはぴか一だと、思った。
最初は気になる商品デザインだったが、その訴求はかなり力強い。
単発では終わらない。
その商品を活かすデザインが襲ってくるのだ。
一度購入すると、お中元とお歳暮の季節にやってくるDMは、
商品カタログではなく田舎からの自分への手紙のようだ。
その親しみを感じるデザイン。
だれがやっているのか…馬路村出身の地元に根ざしたデザイナーか?絵描きか?
と思ってたら、この人だった。

梅原真
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0220/index.html
たまたまテレビつけたら放映してて、1時間びっしり見入ってしまった。
正直うらやましい仕事っぷり。
最近デジタル系の仕事をしていると、どんどんパーソナルの飛躍の間口が広がってるなと感じる。
その代表は電子書籍。
取次ぎが要らない、自費出版がとても身近になった。
今までは取次ぎが操り、本を出したくても出せない世の中だった。
プロが作り込んだ世界を見せられて、その中で生きていることが多かった。
その作り込んだ世界から、パーソナルの力が沸き出している。
youtubeからヒットしたGAGAのように、金の卵を消費者が見いだし、シンデレラストーリーが生まれる。
本当に努力した、本当に良いものが、光を浴びることができる機会が増えたんじゃないかと思う。
前者が悪いというわけではないけれど、幅が広がっていると思う。
最近は小さい単位、パーソナル単位の飛躍を伴走者として手助けできるようなデザイン仕事ができればいいなぁと思うようになった。
身近で心のこもった作業、それが仕事だったら幸せだろうな。
世の中はどこへ向かっているんだろう。