久しぶりの痛さだ。。。
でもそれは筋肉痛というより打撲痛。
ちょっと違った痛みは、今までとはレベルが違う場所、違うレースで作られた。
「ここ行くんですか!!!?」
!マーク×3個は目の前に立ちはだかるコースの驚き。
?マークはそのコースを自分が行くんですか?の足がすくむ感触。
それがセクションはもちろんだが、リエゾンもそうなのだ。
今まで出たレースのどれよりも難しかった。
難しいレースはいくらでもあるけれど、
今ある自分が行ける際どいレベルのレースだった。
今までの自分達は山を走るでも、セクションをするのでも、
難しい場所では立ち止まり、トライし、休む。
ここは立ち止まれない、休めない、間に合わない。
帰れるか帰れないか、その差が大きい。
帰ってくることを目標に、セクションすっ飛ばしまくり。
それでも帰ってくることを重視した。
2〜3secのリエゾンでjimaちゃんのシフトペダルが脱落。
替えを持っていたが、ネジがなく、付けられないのに悩み15分。
タイラップでどうにか付けた。
そして5sec後のリエゾンで、チェーン切断。
普通のコマが、横から岩に当たり削れてとれたようだ。
これも上手い人なら、ならないトラブル。
岩と岩にリアタイヤをはさみ、アクセルを開けてしまったせいだ。
持ち駒?もなく、途方に暮れる。
取れてしまった駒があれば、ワイヤーでつなげて、林道まで出られるか?
と、駒を探す。
たまたま持っていたGPSで場所を確認するとスグ横に林道があった。
薮をかき分け林道を探す。
jimaちゃんはリタイアを届けに行った。
レース終了後、回収するとのこと。
レースは始まったばかり、まだ10時だ。
どうする、どうする?
とiPhoneを見るが、圏外。
策なし…。
と通りすがりの方が駒を貸してくれた!
こんな小さな駒が、あとで大きな経験をくれた。
感謝!感謝!の完走になりました。
その後は経ってしまった時間を挽回するために、
がむしゃらに走った。
息切れしている時間もない。
セクションなんて見る時間もない。
けど、セクション行かないとその先に行けない場所もあり、
下見せずにセクションイン。
とにかく3点でも5点でも出る!
エスケープできるセクションはすぐに聞いて申告5点で先に進む。
昼飯なんて食ってる暇なし。
スキー場では、スキー場に入るか入らないか、考えるはずも、暇なしで考えずgo!
ヒルクライムは失敗すれば、先行けず、体力の消耗もはげしいから失敗できねー。
そしてスキー場内なのに、なぜこんなに沢なんだ…。。。
うばわれる体力、筋力。
下り坂では、タイヤが地面をついた時に受け止める腕力がまったくなくなり、
ハンドルに胸をぶつける。一直線のアザができる。
沢で片足を付けると石と石の間にハマり、そのまま倒れる。
足を挟む。何度も何度もはさみ、足には小宇宙がたくさんできた。
沢のステアで、行かねば!と思いっきりふかして行き過ぎて、股にリアフェンダーを強打。
スキー場の沢地獄を抜けた、スキー場の芝生の上にゴールが見えた。
やっと終わった。
これでいいのか?
もっとマシに走れなかったのか?
と間髪いれずに思った。
平谷病の始まりだ。。。いかん!