ihatoveキッズバイクスクール

2019年08月25日

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ピンチヒッターでお手伝い。
キッズがどうやってバイクに乗れるようになるのか全くわかってないし、
イーハトーブの裏方って初めてで、
しかも試合に出ないという緊張感のまるでないバカンスのような状態で、
わくわくしながら新幹線に乗った。

超速の新幹線はやぶさで2時間半。
車で行ったら8時間コース…。

駅で省造さんにピックアップいただいて、
そのままイーハトーブのコースへ。
何年も、何度も通っている省造さんの頭の中にはイーハトーブの道が入ってる。
ナビは…!
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マニュアルターボの軽は侮るなかれ。
パリダカのような激走でジェットコースターのようなアトラクションのようで、
省造さんとのドライブは超楽しい。
ずっとイーハトーブの歴史を話してくれる。

最初に到着したのは前野モーター。
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1sec分があるところ。
子供達がセクション前に来て危ないかもしれないので要注意ポイント。
今年はこの地区でのイベントが2つあって子供達の人数も半分らしかったけど、
みんな元気に大きくなってた。
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2016年は出場してたから、2年間欠場してるだけだけど、だいぶ遠い昔な気がする。

その後は難しいとされるセクションで観戦。
第三者から見るセクションでは昔の自分が走っているように見えた。

そうして激走する軽で奥中山までドライブしてもらい、
奥中山でようやっと匠さんに会えた。

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ご褒美でこの景色。
SSDTの風景はもっとすごいんだろうな…

もともとイーハトーブはSSDTの風景と岩手の風景が似ているところから、
この地で開催されたとのこと。

明日は子供達にこの景色を見せてあげたい。と天気に願掛け。

イーハトーブのスタッフの方々は仲良くテキパキと自分の仕事をこなしてる。
もう板についている感じ。
この方々のおかげで走らせてもらえてるイーハトーブ。

そして二日目。
天気も回復傾向で時間がかなりあるらしい。
11時まで待機なので、トレールクラスの中級を見送る。

今回のキッズバイクスクールは
YAMAHAが各地で開催しているキッズバイクスクールの上に乗っかる形で行なわれている。

通常のキッズバイクスクールは平地で基本を丁寧に学ぶ。
それが9時〜11時まで2クラス。

11時からが匠さんが先生のアドベンチャートライアル
11時〜13時まで、13時〜15時までの各10名ずつの20人。

ここ5年間で受講した生徒が申込める、いわばリピーターの子達。
でも年に1回しか乗れないのでだいぶ忘れてる。
まずは平地で復習から。
30分ほど走って、いきなり山!

最初の難関は砂利の坂!
みんな滑っちゃって大変。
一人一人送り出すのに神経費やす。
でもコケても泣いちゃう子とか居なくて、みんながんばってる。

そして急坂。1速だとだるま屋事件になっちゃうので2速を使わせたい講師陣。
だけど50ccのキッズバイクでは上がれない…。
転けて嫌な思い出にするのも嫌なので、1速に落とさせる。
子供の力を信じる。
ずいずい登っていく!

今度は下り。
リアブレーキがうまく踏めずにスピードがついてしまい、
体がついていけずに転けたり、
急ブレーキをすると滑る。

私が「ブレーキ!」と言ったらフロントブレーキ握っちゃってにぎりごけさせてしまった…汗
ごめんよ〜(T T)
「後ろブレーキ踏んでー」と改善。

みんな表情は硬いけれど、聞いてみると楽しいって。
きっと終わった後に記憶がこみ上げるんだろうな。

雨だったら厳しいだろうとされていたところまで来れた!!
ご褒美はこの景色。
自分の力で来れたその自信は、後半にかけてのスムーズなライディングが証明してる。
最初と最後じゃすごく違う。
たった2時間なのに、自然は彼らを強くした。

2セットが終わり、くたくたなのに、
3セット目の特別授業に入った匠さん。
近くで見てたお母さんが、「あの子ダウン症なんです。」と。


マンツーマンでその子に合わせて、できることから一つずつ引き出して、待って、引き出し、待ってのカルガモ走行。
雲が美しい岩手の風景と、ずっとずっとがんばって走ってる姿に
「あの子、本当に幸せね。」ってお母さんが呟いた。
こっちまで幸せになった。


by yumuy at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | bike>school | *

夏練習白井9days

2019年08月19日

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はじめての管理職で夏休みをどのように取得するのが良いのかわからないまま、
どういう予定にするかまったく決めきれずに夏休みに入る。
今までは担当案件のスケジュールによって自分で決めていたけれど、
結果、本部長・部長はお盆にまとめて休むので、上長の指令がこない同時期に休むのが正解だった。
別日にする事も可能だけれど、仕事調整をしなければならない面倒が発生する。

体とバイクが保つまで…と緩く白井に入る。
中条に行くことも検討したけれど、台風の影響で雨が多く、関東もそこまで暑くない予報だったから関東に残った。
2F205E4C-6D15-4DD0-A43F-7E115862BA50.jpeg嘘だった…

自分の指標はSSDTだからか、6日間ぶっ続けで走るという感覚がどういうものなのか知りたいという欲求がある。
だから犬のように駆けずり回り、走りっぱのことが多かったけれど、NAになってから精度を上げなければクリーンできないセクションに余力を残すことを覚える。

下記以外はほとんど沢練習。
day2 PMは熱中症とPMSの頭痛でダウン。
day6 朝からトラブル発生 なぜかRが回らない…。午後に帰宅して直す。
   原因は私の単純ミス。。。純正じゃないネジを締めこんで、スプロケを止めてしまっていた。自分がやった増し締めだから、まかせっきりにしないで自分がちゃんと見直してれば、気づいたと思う。みんなの走行時間を無駄にして本当に申し訳ない…。

今回の練習で超お世話になったのが中の人。とても感謝(-人-)
セクション作っていただき、見本もしていただき、わからないことがあったら乗り方も教えてくれる。

自分は『無駄な挙動』が多く、『前後移動』が少ないらしい。自転車やれって言われたのはそれかと思う。
K君の無駄のない走りをみて勉強したり、T君の走行を見て、前後の体の使い方がとっても動いているのがわかって、それを真似てみた。

自分は視覚情報の理解が強いせいか言語指導だけだとなかなか理解できない。
理解するまでに色々な言い方をしてもらわないと勘違いを起こすこと多数。
その内容も今まで知り得た原理原則から逸脱していると飲み込めない。
また目の前で実際にやってみせられると納得せざるおえないので、言語より視覚の理解の方が勝ってしまう。

気づいた勘違いは、吊りの時のステアに「刺す」っていう表現。
刺すっていうから体を突っ込ませて、フロントを縮めるもんだと思ってたら、そうじゃないって知った…。
(これでようやっと上腕の痛みがなくなるだろう、よかった‥)

今回、車両トラブルが2回もあったけど、中の人が的確にフォローしてくれて、9日間を走りきることができた。
対応もキメ細かすぎてびっくり。
例えばファンが回らずに直結にする時も、配線切って直結することが多いと思うけれど、カプラーから端子外して元に戻せるようにしながら直結にしてくれたり。
ステムのガタを直すのに、リュックに24mmのボックスを持ってたり…。
そして必ずおみや買ってきてくれる♪
乗って教えられる、言葉で教えられる、トラブル対応もできる、人の心を読むこともできるから気遣いもできる。かなりできる人。裏を返すと恐ろしい人だ。人気の理由もわかる、甘えすぎちゃあかん。

栃木レモンは甘かった。
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by yumuy at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | bike>trial | *

十一面観音

2019年08月06日

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大学生の時、そのバラバラの十一面観音の本来の姿を再現したのが、この鉛筆画。

京都研修の際、寺院を巡り、仏像のあり方を知った。
平等院鳳凰堂と仏像と夕日の関係。
建物は東に向かって作られている、
そして西方浄土である西から夕日が注がれる。
その瞬間、神秘的な仏像が現れるように作られている。

それを模しているのが、兵庫県小野市の極楽山浄土寺。
夕日で寺院内が真っ赤に染まる。
行ってみたいとは思いつつ、行けてない。

仏像の胴体は短足胴長。そして腕が異様に長い。なぜか…
理由は下から見上げて拝むからだ。
観る方向を考えて作られている。

そのイメージをもって描いた十一面観音。
そして出来上がってきた十一面観音。

とても美しい。
by yumuy at 14:27 | 東京 ☀ | Comment(0) | mia arte | *

十一面観音

2019年08月05日

私が子供の頃から見てた、バラバラの十一面観音。
でっかいアクリルケースに入れられたそれはずっと放置されていた。
育つにつれてその由来を聞いたと同時に、いろいろな父の側面を知らされた。

小1の時に甥3人に会い、関係性がよく理解できなかった。
と、同時に両親違いの兄が3人居ることを知った。
父の離婚の原因はその兄のお母さんにもアル中の父は暴力を振るってたからだ。
いつしか警察沙汰になり、拘留から帰ってきた頃に、家はもぬけの殻になっていた。
その寂しさを紛らわすように、この十一面観音の制作に向かっていたらしい。
アルコールも一切断ち、仕事をしながらこつこつと作り上げていた。
気持ち的には前の奥さんが戻ってくるのをひたすら待っていた。
私の母と出会うまで。母と出会ってからはその必要もなくなり、中途半端になっていた作品。
その後の長い年月で、下半身はずりおちてしまい、潰れてしまい、各部はあるけれども、どうつなぐのかわからない。
でもその各部はしっかりつくられていた。

仏像の衣をいかに薄く作れるか、
まるで空気のような薄さにしなければならない。
そして立ち姿を創るのは相当むずかしい、
重心を一本にしなければ立たない。
そういうことをこの十一面観音を見て聞かされて育ってきた私だけど、
芸大は入ったけど、そんな技量ない…。

さて、どうするか…修復できるのか?
芸大出たけど、私には絶対無理。
捨てられるのか?…それも心情的に無理。。。
こういうものを残されて解決を迫られてきた、私にはそういう星がついている。

そうだ、芸大の修復科だ!!
と卒業展示会が行われる3月に芸大に行き、
修復科の展示会場で黒柳さんをつかまえた。
そうして黒柳さんに託した十一面観音。
https://www.kuroyanaginamiko.com/

父のかわりに今度は彼女に試練を与えてしまっていた。
作業書に詳細が書かれてある。
体が弱い彼女は父のようにこつこつと作業を一つ一つ丁寧にこなしてくれていたけれどもライフステージの変化で、結婚し、子供が授かり、体調面で厳しく、なかなか作業がはかどらず、苦戦していたらしい。

そんな十一面観音が8年の歳月を経て出来上がってきた。
by yumuy at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | mia arte | *